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zoom RSS 機は熟せり・クリフトン年代記第6部

<<   作成日時 : 2017/04/15 16:38   >>

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今年76歳になる英国の作家、ジェフリー・アーチャー。ハリー・クリフトンを主人公とするクリフトン年代記は、第6部になった。「時のみぞ知る」と題された第1部が、2011年に発表されてから6年目。1920年に生まれたハリー・クリフトンは、第6部では58歳となり、世界的に著名な作家であり、イギリス・ペン・クラブの会長になっている。妻のエマは、バリントン海運の会長で大病院の理事長を兼ねている。第6部では、スターリンの所業を暴いて逮捕されたソ連の作家・ババコフがノーベル文学賞を受賞するが、受賞のための離陸直前に突然死する。エマの兄、大物政治家のジャイルズは、東ドイツに残した恋人のカリンを英国へ脱出させるが、カリンがスパイだとわかる。最愛の恋人を失ったセブに、インド人の新たな恋人が出来るが、結婚に反対するインド人の父親は二人を切り離そうとして悲劇が起きる。ジェフリー・アーチャーが次々と繰り出してくるエピソードは、実に劇的で意外性に富んでいる。ハリーやエマには常に罠が仕掛けられ、追い詰められるが、劇的に危機を脱する。主人公たちを危機から救い出すのは、彼ら自身の類まれな能力だけではない。彼らを心から支持する仲間がいるからだ。この物語は、仲間と敵とが明確に描き分けられ、正義を求める読者を落胆させることはない。だから、感動できるのだ。敵側のキャラも濃厚に味付けられている。中でも際立っているのが、エマを踏み潰そうとするヴァージニア・フェンウィックだ。偉大な浪費家で、邪悪さとずる賢さを兼ね備え、金のためなら何でもする上流階級のゲス女。毒蛇のようなヴァージニアの錬金術が今回も見事に描かれている。何しろセックスもしていない大富豪の子供を産み、莫大な養育費をせしめるのだから大したものだ。後期高齢者となった世界的作家の驚異的な頭脳からは、まだまだ、物語のアイデアが滾々と溢れ出ているようだ。




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