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zoom RSS ドラマ「CRISIS」〜鋭角な映像

<<   作成日時 : 2017/05/05 05:14   >>

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 警察庁の上層部が密かに運用を始めたという設定の「公安機動捜査隊特捜班」の物語。初回は新幹線内に持ち込まれた爆発物をひそかに処理する。新幹線を止めて、爆弾犯と捜査員が一体となって川へ飛び込むといった思いきった場面展開も見られたが、処理にあたる捜査員の能力が高すぎて事件がすいすいと解決しすぎる欠点も見えていた。かつて「外事警察」「ハゲタカ」で演出家が見せた鋭角な映像作りが今回も基調となっている。主演の小栗旬、西島秀俊のアクションも殺陣とカット割りがよく考えられていて、ダイナミックでスピーディーな見応えある格闘場面となっている。
 また、自衛隊の特殊班にいたという設定の稲見(小栗旬)と、公安出身の田丸(西島秀俊)とは対照的なキャラになっている。象徴的なのは稲見が通うバーでのナンパ場面と、田丸が潜入捜査させている部下の妻(石田ゆり子)との密会場面だ。前者はモテ男のコミカルで息抜き的な場面に描かれ、後者はストイック男と人妻とのシリアスな場面。場所も酒場と教会になっているから、十分に創り込まれている。原作・脚本は、金城一紀。自作の「SP警視庁警備部警護課第四班」などを基本にドラマ用に創作している。作者の公安捜査に対する豊かな知識と省略の効いた場面展開が、旧来の警察ドラマにない意外性の連打を実現させている。

 第4話はロケットエンジン設計を専門とする有馬教授(小市慢太郎)をめぐる物語。一週間の要人警護を命じられるが、詳細は不明だ。一週間後には海外へ逃がすという。一方、有馬教授を1週間以内に殺害しようとする二人の男が出てくる。手段は選ばない。銃器も爆弾も揃っているという設定。教授の自宅に仕掛けられた爆弾が炸裂し、教授を護りながら逃げる稲見と田丸の前に謎の男が現われる。危機を脱した特捜班は、教授を隠すが、教授は逃げ出してしまう。教授を追おうとする特捜班に、上層部は任務解除を命じる。だが、教授の命を護るため、特捜班は独走するが…。
 このドラマの特徴は、クライマックスによく現われている。敵の工作員に爆弾を装着された教授を助けるために特捜班は努力をするが、爆弾解除は困難だ。爆弾処理の専門家、樫井(野間口徹)が冷静に仕事を続けるが、退去を命じられる。ここで、意外なことに上層部からの退去命令に、稲見と樫井は従うのだ。これがテレビ朝日系の「科捜研の女」だったら、寸前で解除に成功するところだ。めでたし、めでたし、を常道とする警察ドラマ全盛時代に、あえて警察官の敗北を描いた場面には価値がある。教授を見殺しにして、稲見と樫井は去っていく。二人の背後で爆弾は炸裂し、敵の工作員二人はビールで祝杯を上げる。教授の“殉死”は、国家の出した結論なのか。これが国益なのか。公安は敵の工作に敗北したのか。視聴者に考えさせる要素を含んだラストだったように思える。




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