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<<   作成日時 : 2017/12/06 14:40   >>

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才能は生まれた時に与えられる。努力で手にできるものではない。主人公の漫才師、徳永(菅田将暉)の視点から描かれる売れないお笑い芸人の世界。10年間という長い下積みの物語だ。キャスティングは優れている。徳永の相方も、マドンナの真樹(木村文乃)も、徳永が師事する神谷(桐谷健太)の造形もよくできている。又吉直樹の原作を監督の板尾創路が脚色化しているが、脚本も演出も優れている。難しい点は、映画の中で菅田将暉や桐谷健太が実際に漫才をやらなければならない点だろう。様々に工夫されているようだが、徳永たちのコンビ、「スパークス」が最後の舞台に立つ場面を見ても、やはり俳優の演技と芸人の漫才の違いが付き纏う。だが、そこまで求めるのは酷かもしれない。若手の下積み芸人たちの哀歓は作品の随所に滲み出ている。バイトで食って、漫才の夢を追う男や女が小さな火花を散らしながらやがて消えていく。漫才への夢を諦めて不動産屋に就職した徳永の背広姿にもその哀しみは滲み出ている。会社員という平凡で無難な人生を嫌って漫才の夢を追い続けてきた徳永が30歳を迎えて会社員という安定した暮らしに戻ってしまうのは悲しい人生の皮肉だ。だが、いつの世も成功する者は極めて少数に違いない。スポーツでも音楽でも芸能でも、毎年のように数多くの若者たちが挑戦して、敗れていく。挫折と再起。それもまた、東京の物語に違いない。





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