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zoom RSS ハン・ソロ

<<   作成日時 : 2018/07/02 15:37   >>

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黒澤明監督の時代劇「椿三十郎」の中に、名前を訊かれた浪人が、庭に咲いている椿を見て、「名は…椿、椿三十郎。もうそろそろ四十郎だがな」と答える有名な場面がある。ベテラン監督のロン・ハワードによる「ハン・ソロ」にも、主人公に名前がつけられる場面がある。スター・ウォーズの生みの親、ジョージ・ルーカスは大変な黒澤ファンで、最初のシリーズに出てくるドロイドのやりとりは、黒澤監督の「隠し砦の三悪人」に出てくる脇役二人のやりとりをパクっていると言われているから、今回も黒澤映画へのオマージュが入っているのかもしれない。ルーカス・スタジオが演出を依頼した当初の若手監督二人は、後半の演出を巡って意見の隔たりを見せて降板し、急遽、ロン・ハワードが演出を担当することになったという。即興演出を得意とする若手監督の、思いつき演出がジョージ・ルーカスの気に入らなかったのかもしれない。演出は台本に沿って組み立てられる。ハリウッド映画は製作費百億円を超すリスクの大きな商売だから、失敗は許されない。企画、脚本段階から分厚い契約書が交わされて、逸脱はできないのだ。ロン・ハワードに大きな失策はないだろう。脚本どおりの仕上がりになったということだ。それは、意外な面白さに欠けているとも言える。ベテランの欠点は、誰も見たことのない新しい世界観を描けないことにある。無難にまとまってしまうのだ。「ハン・ソロ」にも当てはまる。確かに、ハン・ソロの若い時代がスピーディーにダイナミックに描かれる。盟友、チューパッカとの出会いも、チューイが190歳だったことも。だが、次々と現われる盗賊集団や、異星人たちの姿にも既視感があり、大金を注ぎ込んで作られた最新のCG画面さえ、新鮮さに欠けている。最も欠けているのは、脚本に深いテーマが掘られていないことだ。スター・ウォーズには、ルーク・スカイウォーカーと父親のダース・ベイダーとの父子の深い葛藤が描かれている。後に作られたシリーズにも、ダース・ベイダー誕生の物語が深い悲しみと共に見事に彫琢されていた。ハン・ソロの人生にももっと屈折した曲折を彫り込んでおけば、こんな安易な物語にはならなかっただろう。SFに深い人間ドラマは要らないと切って捨てれば名作は生まれない。ジョージ・ルーカスならそれくらいわかっているはずだが…。






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