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ろくでなし通信
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アンクル・ドリュー
アンクル・ドリュー チラシの解説によると、6年前に全米放映されたペプシコーラのCMを映画化したものだという。予備知識を持たずに映画館へ行くと、「なぜこんな企画が出てきたの?」と思うはず。現役バスケ選手が、75歳の老人メークをして、超絶技を決めまくる。いくら老人が“伝説のストリートバスケの帝王アンクル・ドリュー”でも、めちゃめちゃ無理がある。だが、それを映画化したのだから、未だにあのCM人気が続いているということなのだろう。スラム英語がまるでわからない日本の観客が、字幕だけでこの作品の面白さを十分に味わうことは不可能... ...続きを見る

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2018/11/13 15:10
ボヘミアン・ラプソディ
ボヘミアン・ラプソディ 傑作と言っていいだろう。かつて「ユージュアル・サスペクツ」で観客の魂を奪ったブライアン・シンガー監督の入魂の作品だ。クイーンのリード・ボーカル、フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックの演技にも驚嘆する。1970年、英国へ移り住んだインド系の信心深い父親と母親、妹と暮らすフレディーは、白人ではないことを卑屈に感じて、本名を英国風に変えて空港の荷捌き場で働いていた。反抗心が強く、父親と対立しながらバンドのボーカルとして活動し始める。酒場で活動していた四人組のボーカルが抜けた穴をフレディーが埋め... ...続きを見る

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2018/11/12 15:37
一九八四年(ジョージ・オーウェル、高橋和久訳、早川文庫)
2009年に新訳本が出て、2018年春には37刷りとなっている。表紙カバーの裏書に簡単な概要が記されている。「〈ビッグ・ブラザー〉率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は以前より、完璧な服従を強いる体制に不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるのだが…」とてもわかりやすい要約だ。「ビッグ・ブラザー」とは、誰もが毎日のように... ...続きを見る

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2018/11/07 14:51
ビブリア古書堂の事件手帖
ビブリア古書堂の事件手帖 主人公の五浦大輔(野村周平)のナレーションで、小さな食堂を営んでいた祖母・絹子(渡辺美佐子)との小さな秘密が語られる。祖母が残した夏目漱石の「それから」に記された謎を辿って、北鎌倉の小さな「ビブリア古書堂」に辿りつくまではとても魅力的だ。店主の篠川栞子(黒木華)が、店番しながら居眠りしているカットから登場するのも気が利いている。声が小さく人見知りな栞子が、古書を手にするなり、別人のように情熱的に本を語り始めるのも面白い。大輔が持ち込んで来た祖母の謎は、1964年の鎌倉に観客を誘う。食堂の新妻・絹... ...続きを見る

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2018/11/06 14:07
スマホを落としただけなのに
スマホを落としただけなのに とても魅力的で現代的なタイトルだ。予告編を見て期待してきたが、残念な結果になったようだ。最近公開された「サーチ」は、実に優れた作品だった。終始一貫、パソコン画面の中で事件は起きて、収束する。まさに、スマホ時代にふさわしい作品だったが、中田秀夫監督「スマホを落としただけなのに」は、あまりに雑多な犯罪が混在していて、スマホ時代ならではの“悪”から逸れている。新人ミステリー作家・志駕晃氏の原作を、脚本は忠実に映像化しているとすれば、原作に無理があるのだろう。順調な会社員(田中圭)からプロポーズ... ...続きを見る

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2018/11/05 15:45
サーチ
サーチ 2018年の最先端世界を背景にした斬新なミステリーだ。日常となったネット空間だけを画面に出し、主役であるはずの人間はその背景に潜んでいる。使われる映像は全て2次映像で、カメラを通して人間が存在している。アニーシュ・チャガンティ監督の映像も卓抜だが、監督とセブ・オバニアンの共同脚本も並外れている。まず、描かれるのはIT企業に勤めるデビッド(ジョン・チョー)一家の歴史だ。美しい妻と一人娘のマーゴット。一家は幸せな生活を送るが、妻の病死で暗転する。その歴史が、保存された画像と動画で描かれる。マ... ...続きを見る

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2018/10/30 13:50
ここは退屈迎えに来て
ここは退屈迎えに来て 群像劇だから、焦点が絞りにくいのだろうか。チラシには「2004年の高校時代から2013年の現在まで、みんなの憧れの的だった『椎名くん』を柱にキャラクターを交差させながら描く」と、ある。群像劇だから、登場人物は多い。さらに、「私」と「あたし」に分かれている。櫻井智也氏の脚本は、とても映像的だとはいえないだろう。前半は車の中で、フリーライターの「私」(橋本愛)と高校時代の同級生が延々と喋ることによって高校時代の人間関係と今の状況を“説明”している。説明台詞は、映画を停滞させる元凶だ。あとから... ...続きを見る

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2018/10/29 14:09
音量を上げろタコ!
音量を上げろタコ! チラシによると、「驚異の歌声を持つロック・スター、シン」(阿部サダヲ)と「異様に声の小さいストリートミュージシャン、ふうか」(吉岡里帆)の声が出会ったときに起きる物語だという。対照的な二人の声がどう交わっていくのか?“声が乗り移る?”“声帯を交換する?”といった奇想天外な展開を期待したが、外された。作品の中で、お見事と感心する歌唱場面もない。シンの声が“声帯ドーピング”で作られたもので、咽喉の筋肉が肥大しすぎて声帯がちぎれる寸前にある、というアイデアは面白い。絶叫中のシンがステージで大量の血... ...続きを見る

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2018/10/23 13:56
億男
億男 川村元気氏の原作のモチーフは、落語「芝浜」だ。この作品の中でも、主人公の図書館司書(佐藤健)と富豪の友人(高橋一生)とは、大学時代の落研仲間で、友人の得意のネタは「芝浜」だ。「芝浜」は、大金を拾って大喜びする亭主が身を持ち崩さないように賢い女房がその金を隠してしまう話だ。亭主が拾った大金を「夢」だと思い込ませ、亭主が真面目に働くようになった時に、女房が隠しておいた金を出すという話。大友啓史監督「億男」も、同じ“落ち”になっている。兄の事業資金の連帯保証人になったばかりに3000万円を背負うこ... ...続きを見る

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2018/10/22 15:28
チューリップ・フィーバー
チューリップ・フィーバー デボラ・モガーの原作は、チューリップへの投資熱に浮かれる17世紀のオランダを舞台にした、富豪と若き妻、そして青年画家の三角関係を描いているのだろう。トム・ストッパードの脚本は、陳腐なメロドラマになってしまった。両親を早くに亡くした美少女(アリシア・ヴィキャンデル)が修道院で育てられて、富豪の老人(クリストフ・ヴァルツ)の莫大な寄付と引き換えに老人の妻になる。かつて、妻と二人の子供を失っている老人は、息子を望むが、なかなかできない。そのうち、家にやってきたのが、美青年の無名画家(デイン・デ... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2018/10/19 15:53
ザ・プレデター
ザ・プレデター プレデター人気は衰えることがない。第1作目の作品に込められた強烈なサスペンスとスリル、意表を突く残忍な“狩猟”の手口が観客を虜にした。その後に作られたプレデター映画はインパクトを失って、エイリアンと闘う作品まで生まれた。今回のシェーン・ブラック脚本監督作品は、とてもよくまとまっている。プレデターには2種類あって、“裏切り者”の小型プレデターを、大型プレデターが追いかけて来るという設定。最初に地球にやってきたプレデターは、人類を救おうとしていたという考えだ。より残忍な大型プレデターは、地球の温... ...続きを見る

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2018/10/16 13:45
日日是好日・にちにちこれこうじつ
日日是好日・にちにちこれこうじつ この作品は、先日全身癌転移の果てに亡くなられた樹木希林さんの遺作になるのだろうが、闘病中だとはまるで感じられないほど、ユーモラスで軽やかな裏千家の先生を演じておられる。脚本・演出の大森立嗣監督は、森下典子氏の原作「日日是好日『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」というエッセーから抜き出したエピソードを組み合わせてヒロイン(黒木華)の目から見た茶道の世界を描き出している。会社員の家に生まれたヒロインが20歳の大学生だった時に始めた茶道が、その後の人生と深く絡み合い、やがては人生の同伴者にま... ...続きを見る

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2018/10/15 14:06
イコライザー2
イコライザー2 テレビドラマの人気シリーズが映画化されて二作目。デンゼル・ワシントン主演、アントワーン・フークワ監督のコンビは変わらない。ぱっとしない中年男が、破格の智謀と殺傷を繰り返すのは「96時間」シリーズのリーアム・ニーソンと同じだ。タクシー・ドライバーとして日頃から乗客の日常を耳にしている元CAIの敏腕エージェント、ロバート・マッコイ(デンゼル・ワシントン)。マッコイが誠実な運転手として街を流す場面は素敵だ。高齢者施設で過ごす老人は、アウシュビッツで生き別れた姉の映った写真を大切にしているが、この老... ...続きを見る

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2018/10/12 15:41
送り火(高橋弘希著、第159回芥川賞受賞作)
文藝春秋(18年9月号)掲載の芥川賞選評では、受賞作品の評価よりも盗作の話題作となった北条裕子作「美しい顔」への意見が目立っている。九名の選考委員それぞれが、意見を述べた後、島田雅彦氏による「フィクションと盗用、選考委員はこう考える」という特別寄稿まで載せている。受賞作「送り火」は、作者が「受賞のことば」で記しているように、“日常のスケッチから生まれた”作品だ。ラストのクライマックスで、作者は少年の暴力を描いているが、作者が注力しているのは、東北地方の美しい里山、農民の暮らし、その言葉を精緻... ...続きを見る

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2018/10/10 16:25
かごの中の瞳
かごの中の瞳 邦題ではまるでわからない内容だが、原題の「All I see is you」にすればよくわかる。チラシによると、この物語のヒロイン・ジーン(ブレイク・ライヴリー)は、少女の頃に自動車事故に巻き込まれて視力を失ったことになっているが、作品の中で明確な説明がない。結婚したジーンは、夫(ジェイソン・クラーク)の栄転で、バンコクのマンションで暮らすようになるが、眼科の名医の手で角膜の移植手術が行なわれ、片目だけわずかな視力が戻る。タイトルバックにも原作は表示されていないから、マーク・フォースター監督... ...続きを見る

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2018/10/09 16:44
監禁面接(ピエール・ルメートル著、橘明美訳、文藝春秋)
2006年に「悲しみのイレーヌ」を発表したピエール・ルメートルは、“ヴェルーヴェン警部3部作”として、「その女アレックス」「傷だらけのカミーユ」を発表した。日本で大評判となった「その女アレックス」を執筆する前年に発表したのが「監禁面接」だ。意表をつくタイトルは、「その女アレックス」の冒頭で若い女性が男に監禁されたことを読者に想像させる役目を担っているのだろうが、作品の中でも監禁事件は起きる。フランスでも大企業の経営合理化のため、大量の人員整理が行なわれている。そのニュースは、作品の中でしばしば表... ...続きを見る

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2018/10/07 18:24
寺山修司展
神奈川近代文学館で「寺山修司展」が開かれている(18/9/29〜11/25)。昭和10年に生まれた寺山が、肝硬変を悪化させて47歳でこの世を去るまでの軌跡が、立体的にくっきりと、わかりやすく展示されている。亡くなる直前、遺作映画を演出している写真が飾られている。肝硬変を悪化させた寺山は、寝転がったまま俳優に演技をつけているが、その顔はとても若い。寺山は早くに父を亡くしたため、母親が働いた。戦後間もなくの頃、母親はよりよい収入を求めて九州の米軍基地に一人で出かけたため、寺山は叔父夫婦に預けられ... ...続きを見る

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2018/10/06 13:20
野鳥俳壇 2018秋
日本野鳥の会誌「野鳥」にも俳句コーナーがある。選者は辻桃子氏。 ...続きを見る

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2018/10/04 05:22
クワイエット・プレイス
クワイエット・プレイス 映画が映像と音楽だけで成り立っていた時代があった。やがて、字幕の入ったサイレント映画から、トーキー映画と呼ばれる俳優の音声が入った映画となって今に至っている。ホラー映画「クワイエット・プレイス」は、映画の原点に戻った“新たなサイレント映画”と呼ぶべき画期的な作品だろう。アイデアが素晴らしい。地球に墜落した宇宙船から蔓延した凶暴なエイリアンたちが増殖し、人類は駆逐されていく。巨大昆虫にも似たエイリアンは、視覚を持たず、鋭敏な聴覚だけを持つ。音に過敏に反応し、餌となる人間に襲いかかる。今や、地球上に... ...続きを見る

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2018/10/03 05:20
散り椿
散り椿 解説書によれば、作品の重要な場面の多くが富山で撮影されている。見所は、木村大作監督による計算され尽くされた美しい映像の数々だろう。移り変わる日本の四季と、その美しさが巧みに掬い取られている。それは、エンドタイトルの紫陽花の美しさを見てもわかる。物語の骨子は、ある事件の容疑をかけられて藩を去った武士が、若くして病死した薄幸の妻が残した最期の願いを果たすべく、藩に舞い戻り、妻の願いと自分の潔白を明かすというものだ。小泉尭史監督による脚本は、複雑な藩の権力闘争の説明や、死んだ妻の心情を説明するため... ...続きを見る

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2018/10/02 05:28

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