ろくでなし通信

アクセスカウンタ

zoom RSS 関が原

<<   作成日時 : 2017/09/05 06:55   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

秋雨が降り続く夕方、横浜の映画館でこの作品を観終えた後、前を歩く老人と孫の会話が耳に入った。「台詞がぜんぜん聞こえなかったよ。岡田准一が何を喋ってるのかわからないよ。おじいちゃんの耳が悪いのか映画が悪いのか、どちらなんだろうねえ」「僕も聞こえなかったよ、おじいちゃん」。確かに、登場人物の台詞は日本語とは思えないほど聞き取りにくい。中には朝鮮の捕虜も混じっているから尚更だ。「クライマーズハイ」「日本で一番長い日」など、優れた長編映画を撮って来た原田眞人監督とは思えない欠陥だ。監督が長年温めてきた念願の企画が実現したと言うことらしいが、観客が置き忘れられているようだ。戦前はほぼ互角の戦力と思われていた関が原の戦い。幕を開けてみると、東軍の徳川方に寝返る大名が続出し、西軍の石田三成は惨敗を喫する。監督が書いた脚本では冒頭に関が原の戦い前日を出し、ご丁寧に原作者の司馬遼太郎の思い出も出てくる。随所に原作のナレーションが挿入され、石田三成から見た徳川家康への憎悪が描き出される。豊臣秀吉に見出された石田三成(岡田准一)は、磐石の豊臣政権の中で破格の出世を遂げるが、高級官僚としての才能に秀でていた三成は過酷な朝鮮への出兵に参加せず、加藤清正(松角洋平)らは強い反感を抱く結果になる。原田脚本は、石田三成の性格的欠点を素直に描きながらも「正義のための戦い」としての関が原を構築していく。その結果、もっとも魅力的に描かれたのが、顔に大きな刀傷を持ち戦場を駆け巡ってきた天才軍師・島左近(平岳大)だ。秀吉が斬殺した一族の処刑場で遭遇した島左近を美しい竹林の中まで追いかけ、自分の部下にしてしまう場面は印象的だ。佐和山城と島左近は、石田三成が手にできた最大の収穫だと言われている。物語は、石田三成の徳川家康への怒りと憎しみを軸に描かれ、島左近の助言も聞き入れず、石田三成は敗北へと進んでいく。三成のロマンスとして登場するのが、伊賀の女忍・初芽(有村架純)だ。硬直した石田三成の生き方に、献身的に尽くす美しい女忍として描かれている。同じ伊賀の忍として登場する赤耳を演じているのは、先日舞台で亡くなった中嶋しゅうさんだ。この作品によって、中嶋さんの印象的な老忍の演技はいつまでも銀幕に刻印されることになった。




見知らぬ、天井

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 見知らぬ、天井 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

岩井勇気のコントCD(石田彰/関智一)
スプーキーE
関智一 石田彰

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 岩井勇気のコントCD(石田彰/関智一) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

関ヶ原 [DVD]
キングレコード

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 関ヶ原 [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
関が原 ろくでなし通信/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる