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<<   作成日時 : 2019/03/05 15:09   >>

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主役のトニー・リップを演じたヴィゴ・モーテンセン渾身の名演だ。“グリーンブック”は、黒人差別が横行していた60年代の米国で使われていた「黒人専用ツアーガイドブック」で、本には“快適なホテル”と書かれているが、実際は貧しい黒人の旅人たちが泊まる安ホテルだ。作品の背景は、1962年。天才ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)のトリオが、南米へツアーに出かけることになり、その運転手を引き受けるのが、トニーだ。黒人と白人の二人が、対立しながら絆を深めていく物語は、数多く作られてきた。手錠で繋がれたままの脱獄囚もあれば、凶悪犯を追いつめる刑事もあった。今回は、静かで知的で孤独な黒人音楽家と、粗野なイタリア野郎。二人の家庭や仲間もまるで対照的だ。カーネギーホールの二階に家僕と住み、上流階級と交際するシャーリーと、ブロンクスで生まれ育ち、家族兄弟たちと賑やかに暮らすトニー。この二人が、南部へのツアーに出かける。社会的地位のあるシャーリーには、それなりの待遇が待っているが、南部での黒人差別に直面するできごとが次々と起きてくる。それを、二人が臨機応変に乗り切った末に、友情が生まれてくるという物語だ。旅の途中には、黒人差別を剥き出す白人も現れるが、多くがシャーリーを丁重にもてなすように描かれている。全編を通じて、悲惨な黒人差別が色濃く描かれているわけではないが、60年代の米国の根底に潜んでいた黒人差別は随所で印象深く描かれている。これは実話で、最後には二人の写真と後半生が紹介される。シャーリーは音楽活動を続け、トニーはナイトクラブの支配人となり、二人の友情は生涯続いたという。奇しくも同じ年に亡くなっている。

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