3人の信長(19年公開・DVD)

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20年放送開始のNHK大河ドラマ「麒麟が来る」でも取り上げられていたが、織田信長が朝倉攻めをした時、義理の弟にあたる浅井長政に裏切られて窮地に陥ったことがある。有名な金ヶ崎の退き口と呼ばれる撤退戦だ。信長は少数の手下を連れただけで懸命に京都へ逃げ落ちた。このエピソードを背景に、渡辺啓監督が自身のオリジナル脚本で撮ったのが「3人の信長」だ。史実にはないが、逃亡途中の信長が3人も捕まったというアイデアを使っている。かつて、奇襲で知られる桶狭間の戦いで敗北した今川方の残党、蒲原氏徳(高嶋政宏)は、敗北の恨みを晴らすために逃亡中の信長を捉えて今川家の墓前に供えようと図る。配下に命じて捉えさせたものの、なぜか、信長を名乗る男が3人(TAKAHIRO、市原隼人、岡田義徳)集まってしまう。どれが本物か、どれが影武者かわからず、蒲原氏徳たちはあの手この手で本物の信長を探し出そうとする。だが、決め手にかけて、本物の顔を知っている彦助の証言を待つのだが、彦助は逃亡して夜明けまでは戻ってこない。果たして、どの男が本物なのか・・・。監督のオリジナル脚本だが、戦国時代を舞台にしているにも関わらず、最小のセットで撮られている。登場人物も限られていて、費用はかかっていない。とても賢い映画企画だともいえる。初めの頃、捉えられた3人の信長の他に、百姓の朔太郎も捉えられるが、「ユージュアルサスペクツ」のファンなら、どれが本物の信長かは容易にわかるだろう。

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