野鳥俳壇21年4月(日本野鳥の会・会報「野鳥」掲載)


日本野鳥の会・会報に掲載されている「俳句を詠もう」には、選者の辻桃子さんが選んだ俳句が並んでいる。

* 特選
たわわなるむらさきしきぶ鵯重く     宮城県・工藤一寿さん
【選評・辻桃子】みっしりと実をつけた紫式部の枝に鵯がきた。枝が揺れ、大きくしなったことだろう、そこに鵯の重さが見える。

* 入選
純白な親に追ひつく子白鳥     埼玉県・つぐみ歌子さん
【選評・辻桃子】白鳥の子はまだ白くない。「純白な親」の後を追ってゆく姿が見える。

西日射すグランド均し百舌の声    千葉県・増田徹さん
【選評・辻桃子】練習後のグラウンド整備だろう。鋭い鵙の声が夕方の校庭の静けさを感じさせる。

うまそうな他人の弁当鵙日和    埼玉県・山田允さん
【選評・辻桃子】明るい秋の日差しの下で弁当をひらく。隣の弁当をのぞき込んだりして、和やかな時が流れる。

雨上がり雲の間を鷹渡る     埼玉県・佐野弘太郎さん
【選評・辻桃子】鷹の渡りをじっと待っていたら、雨上がりの雲が切れ、鷹が見えた。

秋うらら篠の音きこゆ杜の中    山梨県・中込美恵さん
【選評・辻桃子】社の杜から篠の笛が聞こえてきた。祭囃子の練習か。秋晴れの村の景だ。

燃ゆる山越えてゆけゆけ渡り鳥    群馬県・ピヨックスさん
【選評・辻桃子】「ゆけゆけ」に勢いがある。

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