アクセスカウンタ

プロフィール

ブログ名
ろくでなし通信
ブログ紹介

zoom RSS ブログ 新着記事

タイトル 日 時
名探偵コナン・ゼロの執行人
名探偵コナン・ゼロの執行人 数々の名作刑事ドラマを執筆してきた櫻井武晴氏の脚本には驚く。脚本協力者として数名の名前が挙がっているから、それぞれ取材に協力していると思われる。「ゼロの執行人」の背景には二つの大きなイベントが設定されている。ひとつは、東京湾岸エリアの新施設で行なわれる東京サミット。もうひとつが、まもなく地球に戻ってくる火星探査船。過去の脚本家たちは、映画版「名探偵コナン」でスケールの大きな犯罪を扱ってきたが、いずれも単品だった。アミューズメントパーク、高層ビル、巨大飛行船。限定された場所でテロや犯罪が起きる... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/04/17 14:34
曇天に笑う
曇天に笑う 唐々煙原作のコミックを実写化した作品。高橋悠也の脚本を本広克行監督が演出している。コミックの持つ豊かな描写の広がりも、限られた予算の中で俳優を使って描こうとすれば無理が生じる。冒頭、監督はドローンの空撮映像を駆使してモブシーンを撮っている。川沿いの奥行きのない屋外セットを使って、精一杯集めたエキストラたちを躍らせる場面だ。太鼓が響き、カラフルな衣装を纏ったエキストラたちが笑顔で踊る。そこへ暴漢が駆け入ってきて、曇兄弟(空丸・中山優馬、宙太郎・若山輝人)との追い駆けっこが始まる。セットの広場で... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/04/16 16:34
アメリカン・ウォー
文庫本の帯には「大義なき復讐の行方」「哀哭のラストに震撼せよ」と記されている。この作品には現在と未来の米国の姿が混沌として描かれている。作者のオマル・エル=アッカド氏は、アフガン戦争を取材した経験を持つ。エジプトで生まれドーハで育った。悪名高いグアンタナモ収容所の取材もこなしている。彼が見た現実世界を、2075年から95年にかけての未来の米国の姿に重ねている。作品の中で描かれる未来の米国は惨憺たるものだ。破壊され、荒廃している。まるでシリアの戦場がそのまま米国に移されたようにも思える。米国は... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/04/15 13:55
明らかになる津波対策先送りの真相・東電旧経営陣公判第五回
業務上過失死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣3人。その第五回公判が18年4月10日、東京地裁で開かれた。この日、検察官役弁護士側は、2008年に社内で検討した福島沖を襲う津波の試算に携わった東電社員を出廷させた。東電が東電子会社の東電設計に試算させた最大高さの津波シミュレーションの結果は、15.7メートルだった。出廷した東電社員は、2007年から第一原発に到達する可能性のある想定津波の高さを試算するグループに所属していた。試算の根拠にしたのは、政府の地震調査研究推進本部が「福島県沖を含む日本海溝... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/04/12 13:12
トレイン・ミッション
トレイン・ミッション リーアム・ニーソン主演のサスペンス映画には、巻き込まれ型が多い。「フライト・ゲーム」では、アル中の航空保安官だったが、今回は元警察官。なぜ警察官を辞めたのかははっきりしないが、今は保険の営業マンという設定。だが、60歳になった男は突然解雇される。物語の舞台は通勤電車。原題は「コミューター(通勤電車)」だ。住宅ローンを抱えた上に大学に入ったばかりの息子の学費を払わなければならないマイケル(リーアム・ニーソン)は、解雇されて途方に暮れる。顧客との会話の中で、マイケルが2008年に前の会社を解雇され、... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/04/10 18:33
レッド・スパロー
レッド・スパロー フランシス・ローレンス監督は、重要な場面になると強い力をこめて描いている。モスクワのアパートで脳梗塞を患った母親と暮らすバレリーナのドミニカ(ジェニファー・ローレンス)が、同僚の嫉妬をかって舞台で足を踏みつけられて骨を折る衝撃的な場面。その復讐のために同僚を風呂場で殴り倒す場面。スパイとなったドミニカが、米CIAの二重スパイとなり、その疑惑のために拷問を受ける場面。モスクワから送られた殺し屋が、ドミニカの協力者を襲う場面。いずれも目を背けたくなるほど残酷な場面だ。だが、ドミニカはロシア情報局... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/04/09 18:27
ウインストン・チャーチル
ウインストン・チャーチル 日本軍による真珠湾攻撃を誰よりも喜んだのは、ナチスと敵対し戦争内閣を率いるウインストン・チャーチル首相だったと言われる。ジョー・ライト監督作「ウインストン・チャーチル」の長いトイレの場面で描かれているように、驚異的な軍事力を持つナチスを打ち破るためには、英国の同盟国である米国の参戦が不可欠だった。英国単独ではドイツには勝てないことがチャーチルにはわかっていたのだ。チャーチルは、何度もルーズベルト大統領に電話し、手紙を書き、電報を打って一日も早い参戦を促し続けた。だから、ドイツの同盟国だった日本が... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/04/03 18:37
ペンタゴン・ペーパーズ
ペンタゴン・ペーパーズ 主人公のキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)は、大富豪だ。父親が亡くなる時、莫大な富と共に新聞社ワシントン・ポストの経営権を渡したのは、娘婿のフィルだった。極めて有能なフィルだったが、自殺してしまい、夫の遺した新聞社の経営権をキャサリンが引き継ぐことになる。3代続く家族経営には反対もあったが、キャサリンは伝統を守って社主になった。だが、専業主婦から突然45歳で社主となったキャサリンに経営の才能があるわけもなく、無能のレッテルを貼られ、有力な重役の操り人形と化していた。たが、キャサリンは... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/04/02 19:38
新版・家族喰い(小野一光・文春文庫)
新版・家族喰い(小野一光・文春文庫) 「尼崎連続変死事件とは、兵庫県尼崎市を中心に複数の家族が長期間虐待、監禁され、殺害された連続殺人事件である。死者・行方不明者は10人以上にのぼる」と、著者は記している。「主犯の角田美代子は2011年11月に、監禁した大江香愛への傷害容疑で逮捕された。(略)12年12月12日、美代子は身柄を置かれていた兵庫県警本部の留置施設で自殺した」とある。本書は、事件発覚以来、この異常な事件を取材し続けた著者の記録だ。この中に、「皆吉家・谷本家」の相関図が挿入されているが、実にわかりにくい。平穏に生きていた二... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/04/01 18:45
時限捜査(堂場瞬一・集英社文庫)
時限捜査(堂場瞬一・集英社文庫)  大阪府警梅田署長、島村を主人公とした警察小説だ。真夏に発生する事件は派手だ。連続火災に続く人質発砲事件。銃を持ち、人質を取って身代金を要求する男たちが立てこもるのは、駅の飲食店。脅迫相手は、JR西日本。あと2日で警察学校長への移動が決まっている主人公が、最後のご奉公として全力で取り組むのが、未曾有の大事件なのだ。事件解決のために、様々な部署の警察官たちが現れる。警備課長、捜査一課長、教養課長、科捜研、第一機動隊、交通部、刑事部長、警務課長、生活安全課長、地域課長、総務課長、会計課長、そしてSA... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/03/30 05:13
新・日本の階級社会(橋本健二・講談社新書)
新・日本の階級社会(橋本健二・講談社新書) 本の帯には「900万人を超える新しい下層階級(アンダークラス)が誕生。日本社会未曾有の危機」とある。著者の橋本健二氏は、早稲田大学人間科学学術院教授の59歳。まず示すのは、豊かなデータから紡ぎ出される現代日本の階層だ。戦後急速な経済成長を遂げたこの国は、次第に貧富の格差を縮め、「一億総中流」という、まるで社会主義国家のようになっていった。だが、1980年代から「中流層」は分化し、新たな階層が生まれてきた。著者は、今の日本の階級を大きく4つに分けている。 1、 資本家階級…経営者、役員 2、 ... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/03/29 14:27
去年の冬、きみと別れ
去年の冬、きみと別れ 情感豊かなタイトルとは対照的に作品のテイストは極めて残忍かつ冷酷だ。登場人物たちは、それぞれに狂っている。中村文則氏の原作ミステリーは、とてもよくできている。序章から第3章までをそれぞれの犯罪の動機と過程に振り分けている。そして順序がばらばらだ。まず、盲目の女性が著名写真家の木原坂(斎藤工)のスタジオで焼死し、木原坂に容疑がかかるが不起訴となる。次に、その事件の真相を追って、探偵役のフリーライター耶雲(岩田剛典)が大手出版社に売り込みをかける。耶雲の取材によって、事件の裏が次第に現われてくる... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/03/28 18:12
陸上自衛隊戦後の悲願・「参謀本部」の復活
陸上自衛隊戦後の悲願・「参謀本部」の復活 18年3月26日、防衛大臣の直轄部隊として機能してきた「中央即応集団」が廃止され、相模原市の陸上自衛隊座間駐屯地で廃止式典が行なわれた。中央即応集団は、2007年3月に創設され、ゲリラ攻撃などの対策として機動運用部隊や特殊作戦群などを一元的に管理するための組織だった。陸上自衛隊には、5つの方面隊(西部、中部、東部、東北、北部)と呼ばれる組織があるが、これを一括して運用することは認められなかった。なぜか。それは、戦前の大日本帝国陸軍が統帥権を根拠に暴走し、国家を破綻させた過去があるからだ。戦後、自... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/03/27 22:07
ちはやふる・結び
ちはやふる・結び 瑞沢高校かるた部を舞台にした「ちはやふる」。3部作となった最後の作品には、過去2作に顔を出したキャラたちが次々と現われる。それに加えて、クールな東大留年生の天才かるた王(賀来賢人)、個性的な新入部員(優希美育・佐野勇斗)。そして、見事な書道力で綿谷新を慕う准クイーン新入部員(清原果那)が新たな顔を見せている。物語の主軸は、全国大会制覇と、千早(広瀬すず)をめぐる新(新田真剣佑)と太一(野村周平)の三角関係。今回は大揺れだ。高校三年生の夏休み以降には人生最大の難関、大学受験が控えている。太一は... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/03/26 15:35
翔ぶが如く(司馬遼太郎・文春文庫)
翔ぶが如く(司馬遼太郎・文春文庫) 後書きで、作者の司馬遼太郎は書いている。「私は、維新から明治十年までのことに昏かった。かつては西南戦争以降に明治国家の基礎が成立すると思っていたが、まったくの思いちがいであった。『官』そのものも、またその思想も、あるいはそれに対する在野意識も、さらには『官』にあらざる者たちの側の持つすべても、それらの基礎が明治十年までにできあがってしまっているような気がしている」これは、作者が文庫十冊にも及ぶ長大な作品「翔ぶが如く」を書き上げた昭和51年9月の感想だ。作者はこの作品を執筆するのに4年数ヶ月を要し... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/03/25 13:35
シェイプ・オブ・ウォーター
シェイプ・オブ・ウォーター 時代背景は米ソの冷戦華やかな時代。互いに軍事技術を競い合い、盗み合っていた頃。そこへ持ち込まれた南米原産の「半魚人」。将来の宇宙開発に有益と、米ソが「半魚人」を取り合う、という舞台背景がまず設計された。そうすれば、「半魚人」をめぐる駆け引きと陰謀、サスペンスが加味できるからだ。その上で、人間と非人間の悲しい恋を描こうとしたギルレモ・デル・トロ監督は、男性「半魚人」の恋の相手を、夜間清掃の独身女性に設定した。彼女は幼い頃“川に捨てられた”孤児で、身寄りがない。首には3本の傷跡が残るが、これが最... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/03/21 11:17
北の桜守
北の桜守 「北の零年」「北のカナリアたち」と脚本家・那須真知子が描いてきたのは、北海道で苦労を重ねる女性の姿だ。シリーズ最後になる「北の桜守」が取り上げたのは、太平洋戦争末期に樺太から逃げ帰った家族の物語。戦争中の映像は、時代考証が必要で、セットにもお金がかかる。当時を再現するにはCGが必要だが、これも金がかかる。今回の作品で演出を担当した滝田洋二郎は、簡素な舞台を映像の中に挿入することで、この困難を乗り切ろうとした。この舞台演出は、演劇界の名匠、ケラリーノ・サンドラヴィッチが担当している。観客が抱く... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/03/20 21:03
英王室・カミラ夫人とメーガンの今
英王室・カミラ夫人とメーガンの今 かつて、ダイアナ元妃とチャールズ皇太子の婚約が決まった時、カミラ夫人はダイアナ元妃を自邸のランチに招いたことがあるという。「お二人のご婚約をとても喜んでいます。どうか、婚約指輪を見せてください」と。カミラ夫人の邸宅は、バッキンガム宮殿近くのクラレンスハウス。ランチの席上、カミラ夫人は訊いた。「ところで、あなたは狩りがお好きですか」元妃は「いいえ」と答えた。ランチの後、カミラ夫人はすぐにチャールズ皇太子に電話した。「これまで通り私たちは会えるわ」。二人の趣味は狐狩り。夫人と皇太子は犬を連れて馬に乗... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/03/18 16:24
生誕140年・与謝野晶子展
生誕140年・与謝野晶子展 神奈川近代文学館で「生誕140年・与謝野晶子展」が開かれている(18/3/17〜)。22歳の時の代表作「みだれ髪」の文学的衝撃がよく伝わってくる展示になっているが、その才能を開花させたのが、与謝野鉄幹だということもよくわかる。関西の老舗菓子店に生まれた晶子は、家の灯りが消えた後、読み耽っていたのが「源氏物語」などの古典だった。展示されている晶子の手紙を見ても、美しいかな文字が流れるように書かれている。実際に晶子が子供のころから愛読していたという源氏物語のセットが展示されているが、これは父親が... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/03/17 13:17
グレイテスト・ショーマン
グレイテスト・ショーマン 予告編だけ見ていてもこの作品のテーマはわからない。実在した主人公のP.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)が貧困のどん底から夢と希望を持って大成功を収めた物語では、誰も観ないだろう。脚本家が大きく打ち出すのは、差別だ。それは、「母親にも疎まれた」という髭女が歌う歌詞の中にある。「隠れていろと言われてきた。でも、私は出ていく」最初は剥製ばかりを並べたバーナムだが、客は来ない。そこで思いついたのが「奇人の見世物」だった。桁外れのノッポ、子供のような大人、髭の生えた女、空中ブランコの兄妹、全身刺青男、... ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2018/03/13 14:40

続きを見る

トップへ

月別リンク

ろくでなし通信/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる