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「警視庁機動捜査隊216〜エピソード9・硝子の絆」〜脚本の面白さ
「警視庁機動捜査隊216〜エピソード9・硝子の絆」〜脚本の面白さ  沢口靖子さんが警視庁機動捜査隊目黒分駐所の班長・沢村舞子警部補を演じるTBS系放映の2時間ドラマ「警視庁機動捜査隊216」も、9作目になった。1作目から熱心に見ている私の関心は、もっぱら脚本にある。UNION制作のこのシリーズの脚本を担当してきたのは、安井国穂氏だ。シリーズを通して、ドラマのテーマには社会問題が捉えられている。また、このシリーズは、設定が極めて限定されている。冒頭の沢口さんのナレーションにもあるように、午前9時から始まって翌朝の9時までに事件が発生し、解決する。機動捜査隊の仕事... ...続きを見る

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2018/06/20 07:07
空飛ぶタイヤ
空飛ぶタイヤ 原作者の池井戸潤氏は、慶応大学時代にミステリーサークルに所属してミステリーに耽溺した後、金融の世界で社会生活を送った。「空飛ぶタイヤ」は、代表作のひとつだ。原作は素晴らしく、読み出したらやめられない。池井戸氏の作品には中小企業の社長が出てくることが多い。物語の主眼は、大逆転だ。「空飛ぶタイヤ」も例外ではない。時速40キロで安全走行していたトレーラーから突然外れたタイヤ。空を飛んだタイヤが、主婦を直撃して殺害してしまう。登場人物はそれぞれに対照的な配置が用意されている。社員80名の零細運輸... ...続きを見る

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2018/06/19 16:56
ワンダー・君は太陽
ワンダー・君は太陽 姉と5歳違いの弟オギーは、遺伝子疾患を持って生まれてきた。目鼻立ちが醜く崩れたオギーの顔は、10才になるまでに27回の整形手術が施されたが、とても普通の顔立ちにはならないまま。美術の修士論文を書きかけていた母親(ジュリア・ロバーツ)は、オギーが10才になるまで家事と家庭教育に徹してきた。だが、10才になったオギーをこれからも家に隠し続けておくわけにはいかない。母親は夫と娘を説得して、オギーを小学校に通わせることにする。そこで起こる様々な出来事が描かれていくが、面白いのは視点が四つに分れていること... ...続きを見る

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2018/06/18 15:58
NHK学園2018年伊香保俳句大会
NHK学園2018年伊香保俳句大会 今年も伊香保俳句大会が6月12日に「ホテル天坊」で開かれた。投句数は、4674句。題詠は「時」。選者は高野ムツオ氏、舘野豊氏、田中亜美氏、堀本裕樹氏だった。 大会大賞は、 ...続きを見る

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2018/06/14 15:20
羊と鋼の森
羊と鋼の森 宮下奈都の本屋大賞受賞作「羊と鋼の森」。タイトルはわかりにくいが、ピアノのハンマーが羊の毛で作られていて、それが鋼の弦を叩く。その音の一音一音が、主人公の青年の脳裏に故郷の山中の様々な光景を浮かび上がる。北海道の美しい自然を巧みに挿入し、画面一杯に北国の豊かな自然を映し出すことに成功している。製作会社は東宝映画だが、東宝撮影所の伝統的で正攻法な撮影技術が画面の端々から感じられる。小説の中では表現が難しい「音」も、映画の中ではうまく表わせる。映像と音楽。映画を成り立たせている二つの要素が、とて... ...続きを見る

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2018/06/12 15:06
万引き家族
万引き家族 チラシには「10年くらい自分なりに考えて来たことを全部この作品に込めようと、そんな覚悟で臨みました」という是枝監督の言葉が記されている。なるほどと納得できるのは、かつて「誰も知らない」という画期的な作品に感銘を受けたからだ。社会の片隅で、誰にも知られず、お互いに助け合って生きて行く“幽霊家族”が、「誰も知らない」のテーマだった。あの作品のヒントも、新聞で報道された“子供だけの家族”にある。両親や行政から切り離された子供たちが彼らの力だけで生きていけるものかを問いかけた秀作だった。あらゆる芸術家は... ...続きを見る

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2018/06/11 15:31
レディ・バード
レディ・バード 2002年は米国が戦争をしていた年。その時、カリフォルニア州サクラメントで高校生活を送るクリスティン(シアーシャ・ローナン)。両親は子供に恵まれず、アジア系の養子をとっていたが、思わず神が授けてくれたのが、クリスティン。看護士の母親と会社員の父親、養子の長男と暮らすクリスティンは、カソリック系の高校に通っているものの、不満だらけ。貧しい家と活気のない町。大都市の大学生活を夢見るものの、父は失業し、母は地元の州立大学を望んでいる。思春期で反抗期のクリスティンは、誰にでもあるように、恋もセックス... ...続きを見る

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2018/06/05 14:27
友罪
友罪 ドラマの要は凝縮だと言われる。登場人物たちが物語の進展に従って絡まり合い、クライマックスで沸騰する、というのが通常のドラマだ。映画「友罪」の登場人物たちは散在している。顕著なのが、タクシー運転手(佐藤浩市)だ。息子が無免許運転で3人の子供を死亡させ、危険運転致死罪の実刑を受けた後に出所しているという設定だ。脚本も兼ねている瀬々敬久監督は、この運転手一家をかなり丁寧に描いている。だが、主人公の元記者・益田(生田斗真)と連続殺人罪で矯正施設にいた男・鈴木(瑛太)との接点は一度だけ彼らが乗客になっ... ...続きを見る

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2018/06/04 16:48
野鳥俳壇 2018夏
野鳥俳壇 2018夏 日本野鳥の会誌「野鳥」にも俳句コーナーがある。選者は辻桃子氏。津軽で暮らしていらっしゃるが、都内にお住まいの百一歳になる母親のお見舞いにしばしば上京されると言う。 (特選) 鳥帰る西郷さんの像の上   東京都・菊池一彦さん * 選評…上野のお山に百年以上もじっと立っている西郷像。その上を渡り鳥が北方へ帰ってゆく。見上げる構図が目に見えるようだ。静と動の対比の妙。 ...続きを見る

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2018/05/30 18:48
ゲティ家の身代金
ゲティ家の身代金 原題は“All the money in the world”。1973年にローマで起きたゲティ三世誘拐事件の時、祖父ゲティ1世の資産は1.4兆円。世界一の大富豪だった。印象的な場面がある。ゲティが若いビジネスマンだった時、サウジアラビアの砂漠に線路を引き、溢れ出る石油の利権を独占した場面だ。濛々と蒸気を挙げて迫る蒸気機関車から砂漠へ降り立ったゲティを迎えるのは、砂漠の族長たちだ。ゲティは石油を欧米に運ぶために巨大タンカーを世界で初めて建造する。破格の安値で石油を買い取り、欧米で高く得る。ゲ... ...続きを見る

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2018/05/29 14:24
ファントム・スレッド
ファントム・スレッド  ポール・トーマス・アンダーソン監督のオリジナル脚本は、シンデレラストーリーから始まるが、年の差の開いたロンドン屈指の天才的仕立て屋と田舎のウエイトレスのカップルでは、あまりに溝が深い。裁縫の師でもあった母親を恋い慕い、姉と共に独身を貫いてきた初老の仕立て屋にとって、裁縫は命だ。たとえ愛を誓い合った相手でも、仕事を邪魔する者は排除する。レイノルズ(ダニエル・デイ=ルイス)は、経営者でもある姉(レスリー・マンヴィル)と暮らしながら仕事に没頭し、同居相手の女性を次々と変えてきた。レイノルズにとっ... ...続きを見る

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2018/05/28 16:23
詩人大使ポール・クローデルと日本展
神奈川近代文学館で「詩人大使ポール・クローデルと日本展」が開かれている。横浜美術館で開かれている「NUDE」展のメインにはロダンの彫刻が置かれているが、ポール・クローデルの姉はロダンの弟子であり愛人であったカミール・クローデルだ。明治元年、フランスの公務員の家庭に生まれたポール・クローデルは、知性と感性に優れた少年だった。4歳上のカミーユと長姉にも愛されたポールは、優れた成績を示した上、文学的才能も発揮した。同じ芸術的才能に恵まれたカミーユは、彫刻界の巨匠、ロダンの弟子となり、のちに愛人とな... ...続きを見る

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2018/05/26 19:11
蚤とり侍
蚤とり侍 小松重男の原作を愛読してきた鶴橋康夫監督にとっては、20年来の念願の企画だと言う。江戸の街に生きる市井の人々の哀歓をコミカルに描いた世界が、監督の好みなのだろう。蚤とり稼業が実在したかどうかはわからないが、女性相手の売春業はあったかもしれない。短編の原作をいくつか組み合わせて作られた脚本の面白さは前半にあるが、後半になると強引なまとめ方に首を傾げる場面も多い。時代は老中・田沼意次(桂文枝)全盛時代。内需を活性化させて、国を開こうとしたが、賄賂が蔓延り、すべては金の世の中。主人公の越後長岡藩の... ...続きを見る

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2018/05/23 06:47
モリーズ・ゲーム
モリーズ・ゲーム ヒロイン・モリー(ジェシカ・チャスティン)の絶え間なく続く語りの中で、目まぐるしく入れ替わっていくカット。冒頭のスキー競技大会の場面から、アーロン・ソーキン監督の脚本も演出も機関銃のように撃ち出されて行く。子供たちに厳しい心理学教授(ケヴィン・コスナー)に育てられる二人の息子と娘。末っ子のモリーは、父親から勉学とスキー競技の両立を迫られるが、背骨の病気で断念。だが、モーグルで全米選手権に出場。兄がスキーで全米首位に立つ中、モリーはオリンピック出場を賭けてスタートする。だが、凍った小枝につ... ...続きを見る

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2018/05/22 15:13
ラプラスの魔女
ラプラスの魔女 東野圭吾氏の原作に無理があるのか、八津弘幸氏の脚本構成にミスがあるのかは不明だが、残念な結果になってしまった。櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰というキャスティングがもったいない。前半は謎に充ちた殺人事件が連続して起きるだけでも、観客の興味を引くことができる。気象学の大学教授(櫻井翔)が、「ありえない」と断言する他殺の可能性が、連続して起きる事件のために謎めいてくる。そこへ、謎の美女(広瀬すず)が現われて、「ラプラスの魔女」と囁くのだから、さらにミステリアスだ。殺人だとすれば、何者かが作為をもっ... ...続きを見る

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2018/05/15 14:16
孤狼の血
孤狼の血 チラシには「警察小説×仁義なき戦い」とある。なるほど、そのとおりだ。原作者の袖月裕子氏は、自ら編集者に頼み込んでこの小説を書いたというほど、東映の「仁義なき戦い」シリーズに惚れ込んでいるという。物語の舞台は、昭和40年代の広島。架空の街で繰り広げられる暴力団の抗争劇を、所轄署の暴対刑事の視線で描いている。原作はよく練り込まれていて、県警本部警務部からスパイとしてこの警察署へ送り込まれる若手刑事(松坂桃李)が、実は監視対象の暴力刑事(役所広司)にその正体を初めから見破られていた上、若手刑事の書... ...続きを見る

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2018/05/14 15:18
アイ、トーニャ
アイ、トーニャ 1994年に実際に起きた全米フィギュア・スケート界での大スキャンダル事件。オリンピック選手選考会当日にライバル選手の足を警棒で殴りつけるとは!未曾有の大事件を巧みな構成で描いたのが、「アイ、トーニャ」だ。現在の登場人物たちが、インタビューに答えるという形で、過去を描いているが、全員が実に面白い。頭で考えてもとても産み出せないような強烈な個性に充ち溢れている。特に壮絶なのが、母親ラヴォナ・ハーディング(アリソン・ジャネイ)だ。娘のトーニャ(マーゴ・ロビー)の育て方、接し方が常軌を逸している... ...続きを見る

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2018/05/09 06:33
君の名前で僕を呼んで
君の名前で僕を呼んで  胸に迫るのは、主人公の高校生・エリオの父親が深く傷ついた息子に語りかける場面だ。6週間だけの真実の恋。二度と蘇ることのない鮮烈な恋の最後は別れだけだ。ゲイのエリオ(ティモシー・シャメラ)は、大学教授の父親の助手として北イタリアの避暑地にやってきたアメリカ人の大学院生・オリヴァー(アーミー・ハマー)に恋をしてしまう。オリヴァーもエリオを愛し、二人は身体を重ね会う。エリオにとって、初めてのゲイの恋人だったが、同時に優れた頭脳と感性を持った研究者でもあった。学者夫婦の家に生まれたエリオは、子供の... ...続きを見る

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2018/05/07 16:21
日の名残り
 1994年に中央公論社から邦訳版が刊行されたカズオ・イシグロ「日の名残り」は、作者のノーベル文学賞受賞で新たな脚光を浴びている。1956年の夏から始まるこの物語は、実に巧みに構成されている。語り部は、英国屈指の豪邸ダーリントン・ホールで永年執事頭を務めたスティーブンス。作者はこの執事に二つの課題を与えている。ひとつは、第1次世界大戦終了後から第2次世界大戦、そして戦後に至る英国中枢部の動きを執事の視点から捉えること。もうひとつは、すでに孫まで生まれた元女中頭との再会の旅路だ。執事が仕えたダ... ...続きを見る

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2018/05/03 05:23
いぬやしき
いぬやしき 東京の街を、高速で飛翔する映像はとてもよくできている。ドローン撮影、最新VFXを駆使してダイナミックな映像に仕立ててある。同時期に上映されている「レディ・プレーヤ1」の圧倒的なCG映像には遠く及ばないものの、低予算の日本映画界としては革新的仕上がりだ。感心したのは、新宿のモブシーン。多数のエキストラを配置し、映像のかなり奥までぎっしりと群集が詰まっている。佐藤信介監督の意気込みが伝わってくる。大量殺人の恐怖から逃げ惑う人々の群れがよく撮られている。キャラ的に魅力的なのは、なんといっても高校生... ...続きを見る

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2018/05/02 16:20

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