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ろくでなし通信
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タイトル 日 時
サニー/32
サニー/32 1本の映画が企画されて製作され、無事に劇場公開されるまでには多大な紆余曲折が生じる。年間にたくさんの台本が陽の目を見ずに捨てられている。この作品は、過去に高く評価された「凶悪」スタッフによって企画され、製作された。高橋泉のオリジナル脚本を白石和彌監督が演出した作品だが、残念な出来映えになっている。ネットアイドル「サニー」は、小学生の時に同級生をカッターナイフで殺害した女性だという設定。今は24歳になって新潟の中学で数学教師をしている。その女性、藤井赤理(北原里英)が、二人の男(ピエール瀧、リ... ...続きを見る

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2018/02/21 13:22
スリー・ビルボード
スリー・ビルボード  ヒロイン、ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)の強烈な個性が光る作品だ。オリジナル脚本を演出したのはマーティン・マクドナー監督。製作も兼ねている。演劇界の才能が映画界でも見事に輝いた。原題は「スリー・ビルボード、アウトサイド、エビング・ミズーリ」となっている。ミズーリ州の小さな町、エビングで起きた事件を示している。米国南部は今でも黒人差別と保守的思想が蔓延している。この作品の登場人物たちの会話にも差別意識は濃く滲み出ている。警察学校を出るのに6年もかかった警官(サム・ロックウエル)は... ...続きを見る

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2018/02/20 16:22
マンハント
マンハント キネマ旬報(2月上旬号)には、「マンハント」の原作となった佐藤純弥監督「君よ憤怒の河を渉れ」(76)が、当時の中国に大きなインパクトを与えた歴史が語られている。「マンハント」の主演、チャン・ハンユーは、少年時代に「君よ憤怒の河を渉れ」を見て衝撃を受け、30回も映画館へ通ったという。彼はそれがきっかけになって俳優の道を進んだ。ケ小平による改革開放路線は、戦後1度も中国で公開されたことのなかった日本映画の公開を実現させた。第一弾が「君よ憤怒の河を渉れ」だったのだ。冤罪を背負った弁護士が自らの手で... ...続きを見る

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

2018/02/14 15:04
悪女
悪女 リュック・ベンソン監督「ニキータ」は、多くの映画ファンに愛されてきた。作り手にも熱狂的なファンがいて、世界中で「ニキータ」は拡散していった。韓国のチョン・ビョンギル監督が描いた殺し屋・スクヒ(キム・オクビン)の暴力は凄まじい。冒頭、女優の身体に装着したカメラが襲いかかってくる男たちとの激闘をヴィヴィッドに映し出す。銃撃戦なら修練を積んだヒロインにも分があるだろうが、韓国アクション得意の刺身包丁戦、それに続く肉弾戦ではヒロインが勝つのは難しいだろう。力だけなら圧倒的に男が優っているからだ。「ニ... ...続きを見る

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2018/02/13 15:51
羊の木
羊の木 地方都市の悩みの種は過疎化。架空の港町「魚深」は、思いきった手を行使。国からの補助金狙いと移住の両方を狙って、市長直轄案件として、6人の元殺人者を受け入れる。酒乱の末に客の咽喉を掻き切った理容師(水澤紳吾)。暴力に耐えかねてビール瓶で夫を殴り殺した女(市川実日子)。組長の首をワイヤで絞め殺した年老いた組員(田中泯)。マゾ夫の求めるまま首を締めて殺した女(優香)。傷害致死を起こした不気味な男(北村一輝)。喧嘩の末に相手を殺した男(松田龍平)。彼らを出迎えて世話をするのは、若き市職員・月末(錦戸... ...続きを見る

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2018/02/07 15:32
デトロイト
デトロイト キャスリン・ビグロー監督による凄絶な秀作だ。この映像を見るまで、戦後の米国でこのような大暴動が起きていたことを知らなかった。これは暴動を超えて、都市破壊と言えるほどの規模になっている。まるで内戦状態のシリアの都市を見るようで、息を呑む。この暴動がなぜデトロイトで起きたかを、監督は冒頭のアニメで簡潔に説明している。安価な労働力として米国に送り込まれた多数のアフリカ系移民たち。戦後、彼らは産業界に活路を求め、安価な工場労働者となるが、待ち受けていたのは白人による過酷な差別だった。工業都市デトロイ... ...続きを見る

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2018/02/06 16:58
山川方夫(まさお)と「三田文学」展
山川方夫(まさお)と「三田文学」展 東急沿線の駅に置かれているチラシの写真には、神奈川県二宮の自宅庭で寛ぐ34歳当時の山川方夫と新妻のみどり夫人、それと愛犬が写っている。だが、それから1年も経たずに山川は亡くなっている。新婚生活わずか9ヶ月でみどり夫人は未亡人となった。1月27日から県立神奈川近代文学館で山川方夫(まさお)と「三田文学」展が開かれている。作家・山川方夫は、1930年に生まれ、芥川賞や直木賞候補に何度も選ばれたが、不慮の事故のために34歳の若さで急逝した。山川方夫は作家の傍ら、「三田文学」編集者として、雑誌の黄金時代... ...続きを見る

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2018/02/04 13:12
祈りの幕が下りる時
祈りの幕が下りる時  この物語は、数十年前、東京から家出して来た女性(伊藤蘭)が、仙台のスナック店主(烏丸せつこ)に働かせてほしいと頼み込む場面から始まる。やがてこの女性は客として訪れた中年男性と懇意になるが、病死する。その後、別の物語が始まる。浅草のアパートの一室で絞殺死体が発見されるのだ。捜査にあたる警視庁刑事(溝端淳平)は、室内から橋の名前が記されたカレンダーを見つけるが、これが主人公の日本橋署の敏腕刑事・加賀恭一郎(阿部寛)と結びつく。監督の福澤克雄は、ここでようやくタイトルを出しているから、この複... ...続きを見る

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2018/01/31 16:04
平成29年度(第19回)NHK全国俳句大会【平成30年1月21日】
平成29年度(第19回)NHK全国俳句大会【平成30年1月21日】 投句数は、題詠「山」と自由題あわせて43、785句。十八名の選者に選ばれた大会大賞作品は、3作品。このうち、一句は題詠「山」句。 ...続きを見る

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2018/01/27 14:38
嘘を愛する女
嘘を愛する女 とてもよくできたミステリーになっている。5年間同棲した男性の身元がまったくの嘘だったと知った女性会社員の物語だ。予告編では、男性が女性を騙して何かを企んでいるかのように見えたが、そうではない。「嘘を愛する女」というタイトルさえも、嘘に近い。上手に観客を騙している。東日本大震災で混乱した東京で二人は出会う。混雑の中で倒れかかった川原由加利(長澤まさみ)は、親切に介抱してくれた医師らしき男、小出桔平(高橋一生)と出会う。桔平と5年間暮らし、結婚を意識し始めた頃、桔平はクモ膜下出血で意識不明となる... ...続きを見る

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2018/01/23 15:51
嘘八百
嘘八百 ラスト近くのドタバタ結婚式まで、ただただ感心して観ていた。邦画ではめったにお目にかかれない本格的詐欺映画、コンゲームだ。とてもよくできている。HPによると、この企画は2004年に生まれたという。堺を舞台にした映画が企画され、堺親善大使も勤める脚本家の今井雅子氏が脚本化を進めたが難航した。千利休と茶碗を素材にした物語は、次第に詐欺映画に結実。「百円の恋」で映画賞をさらった武正晴監督と俊英脚本家の足立紳氏が最終的に決定稿を作ったという。開巻、「かわうそ古物商」の店主・小池(中井貴一)が、娘と車を運転... ...続きを見る

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2018/01/20 12:36
ゴッホ最期の手紙
ゴッホ最期の手紙 画家で映画監督のドロタ・コビエラとアニメ監督のヒュー・ウエルチマンが協力して作り上げた驚くべき作品だ。監督の脚本がすばらしい。ゴッホの死の謎を、ミステリアスに描き出す。狂言回しは、郵便配達人の息子、アルマンだ。仕事も続かず、酒と喧嘩に明け暮れていたアルマンは、父親に頼まれてゴッホが死ぬ前に弟に出した手紙を届けることになる。変人画家だったゴッホに多少の興味しか抱いていなかったアルマンが、ゴッホの死の真相に近づくにつれて深みにはまっていく。それは、観客の興味と同じだ。精神を病み、自らの耳を切り取... ...続きを見る

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2018/01/19 14:31
キャサリン妃の憂鬱
キャサリン妃の憂鬱 ハリー王子の婚約者、メーガンさんのお蔭で、英国王室のキャサリン妃が苛立っているという。「アエラ」(18/1/22)の多賀幹子氏の記事によれば、メーガン・マークルさん(36)がハリー王子(33)の婚約者として公表されてから、英国でのメーガン人気は急上昇。それに驚いているのが、キャサリン妃(36)だという。毎年クリスマスには、エリザベス女王(91)が別邸サンドリンガムで伝統行事を行なう。親しい王族のみで晩餐を囲み、ゲームに興じプレゼントを交換する。キャサリン妃がその行事に招待されたのは、婚約の翌... ...続きを見る

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2018/01/16 05:28
キングスマン・ゴールデンサークル
キングスマン・ゴールデンサークル ヒット作の続編はほとんど失敗している。「エイリアン」と「ターミネーター」だけが勝ち組みだ。今回、ユニークな英国製スパイ映画「キングスマン」の続編に挑戦したのは、ハリウッドのスタッフ。そこまで聞けば、前作に溢れていた英国風濃厚味付けへの期待も消えていく。観終わってみれば、予想は違わず、危惧していた超過剰CGアクション演出もたっぷりと加わっている。まず、驚いたことに死んだはずのハリー(コリン・ファース)が蘇る。敵役になる美人麻薬女王、ポピー(ジュリアン・ムーア)のキャラクターも味付け過剰で、... ...続きを見る

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2018/01/15 16:21
勝手にふるえてろ
勝手にふるえてろ この作品の白眉は、ヒロインのヨシカ(松岡茉優)が10年間の片思いの真実に気づく場面だ。同級生のイチ君(北村匠海)にひたすら純粋な恋心を一方的に抱いてきたヨシカ。だが、会社の営業社員「ニ」(渡辺大知)の告白を受け、イチ君への想いに決着をつけようと計る。その結果が、タワマンでのイチ君との古代生物との会話。二人の会話が盛り上がりかけた瞬間、訪れる地獄のひとこと「君、名前何?」。10年間ひたすら想い続けた相手は、同級生のヨシカの名前すら覚えていなかったのだ。どっと訪れる現実。その落差を、脚本も担... ...続きを見る

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2018/01/11 13:52
2018年を詠む
毎日新聞には読者投稿の毎日俳壇がある。同紙(18/1/8)朝刊で、選者四人がそれぞれ、年初の句を詠んでいる。 ...続きを見る

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2018/01/08 10:32
城塞(司馬遼太郎作・新潮文庫)
城塞(司馬遼太郎作・新潮文庫) 関ヶ原の戦いから大坂冬の陣、夏の陣にかけて、徳川家康の策謀は熾烈を極めた。あたかも悪逆非道の別人に変わったかのように、細心、稠密に策をめぐらし、豊臣家滅亡のために全精力を傾けた。司馬遼太郎作「城塞」は、関ヶ原の戦いの後、難攻不落とされた名城・大坂城に暮らし続ける淀殿と豊臣秀頼を徳川家康が死に至らしめるまでを描いている。作者が長編の副主人公として選んだのが、小幡勘兵衛だ。徳川方のスパイとして大坂城に入り込み、その戦術眼に映る豊臣方の情勢を家康に届けるのが勤めだった。この男には、お夏という架空の女性... ...続きを見る

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2018/01/07 14:22
新幹線事故と原発事故・想定外の思想からの脱却
新幹線事故と原発事故・想定外の思想からの脱却  17年12月13日、四国電力伊方原発3号機の運転差し止め訴訟で、広島高裁が下した結論は驚くべきものだった。9万年前に起きた阿蘇山の大噴火と火砕流が、愛媛県の伊方原発に危機をもたらす可能性があるというものだった。この判断に関して、作家の柳田邦男氏は毎日新聞の「深呼吸」(17/12/23)で書いている。「この広島高裁の決定が重要な意味を持つのは、主に次の理由からだ。(略)海を隔てた九州・熊本の阿蘇山から130キロ離れているにもかかわらず、(伊方原発が)火山噴火による火砕流の影響を否定できないとした... ...続きを見る

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2017/12/31 07:00
2017毎日俳句大賞
第21回毎日俳句大賞の結果が出た。応募総数は、一般の部7200句。こどもの部1万600句。国際の部900句。大賞は、岡山県倉敷市在住の原田慶子さん(69歳)。 ...続きを見る

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2017/12/30 16:27
デスティニ・鎌倉ものがたり
デスティニ・鎌倉ものがたり 「三丁目の夕日」と同じ西岸良平のコミック「鎌倉ものがたり」を、山崎貴監督が脚本を書いて演出している。この原作の世界観は、傷のないメデタシ、メデタシの世界だ。主人公のミステリー作家・一色正和(堺雅人)が、若い妻の亜紀子(高畑充希)と夫婦喧嘩をする場面がある。泣いてしまう亜紀子を宥めようと、正和は両親の話しをする。民俗学者だった父親(三浦友和)が旅行に出るたびに、母親(鶴田真由)が他の男の元へ出かけるのを幼かった正和は目撃して心に傷を負ってしまったというエピソードだ。正和の心を描くエピソード... ...続きを見る

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2017/12/26 15:19

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