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<<   作成日時 : 2017/05/12 20:23   >>

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脚本家の青島武がかねてから暖めていた原案を、瀧本智行との共同作業で脚本化した。青島氏と降旗康男監督の前回作品「あなた」は、お涙頂戴の安易な作品だったが、今回の作品は上質の人間ドラマになっている。不幸な少年時代をある喫茶店経営の女性の元で暮らしていた3人の男子が、ある事件に関与するが、その女性がすべての罪をかぶることで事件は収まる。3人は互いに連絡を取り合わないまま、25年を過ごし、再び再会するが、そこにはかつての犯罪が深く関わっているように思われた…。主人公の富山県警の刑事・四方(岡田准一)の母親役でりりイさんが出ているが、これが遺作となった。若い頃息子を捨てて男の元に走った母親は、アル中になって四方を苦しめている。3人の男子のひとり、田所(小栗旬)は、土建屋になってまもなく父親になるところだが、かつての仲間だった川端(柄本佑)が刺殺死体となって発見されて容疑がかかってしまう。田所と妊娠した妻(木村文乃)の関係も、ラスト近くで衝撃的な形となって観客の胸を刺す。川端殺害事件は意外な形で突然幕を閉じるが、残された者の胸にはいつまでも25年前の事件が深く突き刺さっている。事件の鍵を握る仁科涼子(安藤サクラ)が素晴らしい。悪い男につきまとわれ、殺人者となって服役した涼子は出所後に交通事故に遭って、車椅子で暮らしている。不幸続きの人生を嘆かず、身近な人たちに心を寄せて親切にして生きてきた女性を、安藤サクラは菩薩のように演じている。ドラマは中心人物から離れず、お互いの関係をよく煮詰めてある。ドラマは凝縮だ。捨てられた子供と捨てた母親。母親代わりの女性を護るために犯罪を起こしてしまった少年たち。決して幸せになれない人たちの群像劇が観客の胸をゆさぶる。木村大作が映し取る冒頭のタイトルバックの映像は、荒々しい北陸の海を描き出して出色だ。千住明の繊細な音楽が情感を盛り立てている。




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