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zoom RSS ゲティ家の身代金

<<   作成日時 : 2018/05/29 14:24   >>

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原題は“All the money in the world”。1973年にローマで起きたゲティ三世誘拐事件の時、祖父ゲティ1世の資産は1.4兆円。世界一の大富豪だった。印象的な場面がある。ゲティが若いビジネスマンだった時、サウジアラビアの砂漠に線路を引き、溢れ出る石油の利権を独占した場面だ。濛々と蒸気を挙げて迫る蒸気機関車から砂漠へ降り立ったゲティを迎えるのは、砂漠の族長たちだ。ゲティは石油を欧米に運ぶために巨大タンカーを世界で初めて建造する。破格の安値で石油を買い取り、欧米で高く得る。ゲティは、原油価格を吊り上げて巨富を得たのだ。印象的な場面は他にもある。判事の娘で、ゲティ2世の妻となるアビゲイルは三人の子供と暮らしていたが、夫には仕事がない。生活のため、夫はゲティ石油に入り、欧州支社長となるが、身を持ち崩す。若い女と麻薬に耽って、廃人となるのだ。家族思いの夫だった男が、冨を手にしたとたん、セックスとドラッグに溺れていく様子が印象的だった。大富豪ゲティの周囲には、冨のお裾分けに預かろうとする多数の人々が群れ集まる。誰もが信用できず、信用できるのは芸術品だけになっていく。湯水のような金を投じて、次々と著名な絵画や彫刻を集める。だが、誘拐された孫のための身代金、50億円は拒否するのだ。ゲティには14人の孫がいたという。孫の誘拐に身代金を払えば、他の孫もすぐに誘拐されるだろうと彼は言う。結局、誘拐犯との交渉は行き詰まり、犯人たちは孫の耳を新聞社に送りつける。ようやくゲティは、1700万jだった身代金を700万jにまで下げさせて、支払う。事件の後、急逝したゲティの代わりに当主となるのは、アビゲイル。皮肉な結末になってしまう。

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