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zoom RSS 「警視庁機動捜査隊216〜エピソード9・硝子の絆」〜脚本の面白さ

<<   作成日時 : 2018/06/20 07:07   >>

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 沢口靖子さんが警視庁機動捜査隊目黒分駐所の班長・沢村舞子警部補を演じるTBS系放映の2時間ドラマ「警視庁機動捜査隊216」も、9作目になった。1作目から熱心に見ている私の関心は、もっぱら脚本にある。UNION制作のこのシリーズの脚本を担当してきたのは、安井国穂氏だ。シリーズを通して、ドラマのテーマには社会問題が捉えられている。また、このシリーズは、設定が極めて限定されている。冒頭の沢口さんのナレーションにもあるように、午前9時から始まって翌朝の9時までに事件が発生し、解決する。機動捜査隊の仕事は初動捜査だけで、犯人を追う捜査には関わらないため、事件の真相に迫ることはできない。だが、ドラマの中ではヒロイン・沢村舞子警部補の勘と推理が光って、真犯人に辿り着くように設計されている。
 今回も東京の街に無造作に散在する人々が、あるいは殺され、傷つき、殺しもする。最後には殺人事件と貴金属強奪事件が解決し、同時に登場人物たちが収斂するように設計されている。冒頭で登場する二人の小学生にぶつかりかける二人乗りの暴走バイク。目黒の交差点でひき逃げされた娘のチラシを配っている母親。唇を切っている若い女。鞄を持って歩いている中年男。レストラン経営者。スカウトの若い男。無関係に見えるこれらの人物たちが、物語の進行につれて絡み合っていく。
 今回は部下の一人(松尾諭)が父親の介護をしているという設定。いつもの相棒、ネコさん(赤井英和)は途中参戦。管内で多発している美人局とバイクによるひったくり。ラブホテルから出てきたような中年男と若い女に絡む男。これを見つける沢村から物語りは始まる。小学生の兄妹が家出をしてやってきたのは、別居している若い母親。子どもを父親に預けたまま男と出ていった過去がある。そこへ、レストラン駐車場に他殺死体が。発見者はレストラン店長だが、演出は制服警官に不審の目を向けさせる。殺された男が、2年前の貴金属強奪事件に関与していることがわかり、事件捜査が始まるが、いつものように機動捜査隊は捜査から外れている。だが、沢村たちがひったくり犯を逮捕してから状況が一変。バッグを奪われた若い女が200万円を持っていたからだ。一方、殺された男と口論していたのは、二人の子どもの母親。後半、浮上してくるのが、2年前のひき逃げ事件。被害女性の母親と、その女性の婚約者。この婚約者の暴走がクライマックスになっているようだ。今回の作品の中には、会社倒産を目の前にして懸命に金集めに歩き回り、頭を下げ続ける町工場の社長が描かれている。安井脚本は、この男がようやく借りた金を白紙にするばかりか、娘を殺人犯にしてしまう。あまりに手厳しい絶望が描きたかったのだろうか。





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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
今回も良い出来でしたね!
こちらは関西なので終始L字画面だったのが残念ですが…
ちなみに引ったくられたのは300万円ではなく200万円です。
一言主命
2018/06/22 01:21

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