ドクター・スリープ(19年公開・DVD)

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1980年に映画化された「シャイニング」の原作者、スティーブン・キングが、その40年後の物語を紡いだのが「ドクター・スリープ」だ。「シャイニング」の惨劇を生き延びた少年ダニーが、アル中の中年男になっている。ダニー(イアン・マクレガー)が、“奴ら”の追跡から逃れられてきたのは、自らの特別な力・シャイニングを隠し続けてきたからだ。いろんな街を転々としてきたダニーだったが、ニュージャージーの町で、ある男と出会う。男はダニーがアル中で無職だと察知すると、部屋と仕事を紹介する。ダニーはアル中の更生会に通いながら、ホスピスに勤める。一方、“奴ら”は、人間の生気を吸い取って生き永らえてきた。彼らには人間の生気が必要だ。そのために、子供を誘拐して痛めつけ、苦しませた挙句に殺し、生気を吸い取るのだ。だが、帽子の女・ローズ(レベッカ・ファーガソン)たちが犯す少年の殺人現場を透視できる少女、アブラ(カイリー・カラン)がいた。アブラは、強い力を持ち、奴らの犯行を憎んでいる。ローズは、アブラの存在を知り、その生気を吸い取ろうとする。アブラは、ダニーと交信を続けながら、助けを求める。だが、アブラに手を貸せば、ダニーの存在が奴らに知られてしまう。苦しむダニーだったが、アブラと共に奴らと闘う決心をする。やがて、ダニーとアブラは、あの「シャイニング」の館に舞い戻り、襲い掛かってくるローズを迎え撃つことになる・・・。原作者は、人間の生気を吸い取って永遠の命を得ている者たちを創造し、ダニーと闘わせるという構図を作っている。不思議な力に恵まれたダニーは、困ったことがあると老人の幻に助けられてきたのだが、その老人が消えた後、ダニーがアブラの相談役になるという成長譚にもなっている。平凡な人間には到底想像できない超能力を持ってしまった人々の悲劇も描いている。脚本・監督マイク・フラナガンによる2時間32分の長編だ。

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